ヴィーガンとベジタリアンの違い

まず、ベジタリアンの定義です。ベジタリアンの語源は、野菜の「ベジタブル」と思われがちですが、実はラテン語の「vegetus(ベジェトゥス)=健全な、新鮮な、元気な」という言葉からきています。

 ベジタリアンとは、菜食主義者の総称で、実はさまざまなタイプに分けられます。どのタイプも野菜や果物、いも類、豆類、きのこ類などの植物性食品を中心とした食生活で、肉類を避ける点では共通していますが、微妙に異なります。 ベジタリアンは細かく区分されています。

オボ・ベジタリアン(Ovo-vegetarian) 菜食で肉・魚は食べないが、卵・乳製品は食べる。

ラクト・ベジタリアン(Lacto- vegetarian) 菜食で肉・魚・卵は食べないが、乳製品は食べる

ペスコベジタリアン(ペスカタリアン) 菜食で肉は食べないが、魚・卵・乳製品は食べる。

セミベジタリアン 菜食で時々肉は食べるが、肉を基本的には避けている。

ヴィーガン(vegan) 菜食で肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜など動物に由来するすべての食品を食べない。 その他

マクロビアン(Macrobian) 「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」がベースとなった玄米菜食。

フルータリアン(Frutarian) 植物でも本体を殺すことなく採取できる果実やナッツなどを食べ、穀物や調理加工されたものを採らない。

 ベジタリアンの中にヴィーガンがあると考えるとわかりやすいです。ヴィーガンは完全菜食主義というこだわりだけでなく、生き方にも動物由来を搾取しない主義を貫く人といえるでしょう。

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